2月の東京都企業倒産状況が6日に発表され、倒産した企業の数が119件で、12カ月連続100件を超えることが分かりました。
帝国データバンクによりますと、東京都の企業で先月、負債が1000万円以上で法的整理による倒産件数は去年の同じ月に比べて24%増の119件でした。2月としては3年ぶりの100件超えとなりますが、通年では12カ月連続倒産件数が100件を超える事になります。そのうち、業種別で最も多かったのは全体の32.8%を占める「サービス業」でした。また、倒産の主な原因として多くあげられたのは販売の不振や業界の不振などといった不況型の倒産になります。帝国データバンクは今後深刻な人手不足やエネルギーコストの上昇に加え、無利子・無担保のいわゆるゼロゼロ融資の返済も相まって、資金調達が追いつかない中小企業の「黒字倒産」も警戒したいとしています。